ニューヨークから帰国しすぐに挑んだ5月30日の自民党公認決定の記者会見から、早10日が経ちました。
日本人として、日本の本来の力とその多様性がなかなか政治に反映されない状況についての危機感が増す中、今回、挑戦の機会をいただくかたちとなりました。
日銀、そして国連と、組織の看板の後ろで働いてきた私にとって、政治は未知の世界で、戸惑いしかありません。
でも、これまで、日銀では国際金融、東日本大震災後の東北での経済調査、地方銀行の実地考査、国連では国連改革、国際外交、人権侵害、紛争時の安全保安など、さまざまな課題にたずさわる機会があり、有事においても、平時においても、まずできることから誰かが何かを始めなければ、何も前に進まないということを肌で感じてきました。
そして、世界のあらゆるところで民主主義が脅かされるなか、日本にある平和な民主主義の尊さも実感してきました。
日本銀行員として培ってきた自国への理解。
国連職員として学んだ平和への責任。
働く女性として感じてきた先代への感謝と次世代への思い。
この機会をいただいたからには、その全てを力に、私にできることから日本の政治と民主主義に貢献していきたいと思います。
私自身の活動を通して、できる限り多くの方々に、
① 政治をより身近に感じていただくこと
② 政治の世界での多様性・視点を拡げること
③ 参加型政治・民主主義の可能性を実質的に感じていただくこと
の実現を目標とします。
この一環として、この2日間、株式会社ミナケアの社長の山本雄士さんや、為末大さんと、ツイッタースペースでの対談を行いました。
各分野の第一人者との意見交換は、大変学びが多く、とても刺激を受けます。これからもいろいろなかたちで発信していきます。
「日本人で、よかった。」「この国に生まれて、この国で暮らせて、よかった。」
ひとりひとりがそう思えるような政治を行いたい、そして、我が国の尊厳と民主主義を大切にし、世界をリードする日本をつくりたい、そう思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。