2022年5月の消費者物価指数が公表されました。

本日、5月の消費者物価指数が公表されました。


生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数では、4月に続いて2か月連続の前年同月比+0.8%の上昇でした。
生鮮食品のみを除く総合指数でも、先月に引き続き前年同月比+2.1%と、わが国の物価が上昇基調にあることが、データにも鮮明に表れています。


いま日本で起きている物価の上昇は、ロシアによるウクライナ侵攻が引き金となり、世界各国でエネルギー価格や食料品価格などが上昇したことや、円安の進行を受けて輸入価格が上昇したことなどを反映しています。

近年あまり起こってこなかった日本での物価上昇に、驚きや戸惑いを隠せない方も多いのではないでしょうか。


生活実感からしても、日本の物価は確実に上昇しているといえますが、実は先月まで私が暮らしていたアメリカでは、今やインフレ率は+8.6%に達しています。
そこに足もとの円安の効果も合わさって、ラーメン一杯を食べるだけでも3,000円(!)くらいしてしまいます。


日本の物価は安いのでしょうか、高いのでしょうか。今後このブログでは、複数回に分けて、私が考える日本経済の現状やポテンシャル、経済政策・成長戦略について投稿していきたいと思います。