日本は女性議員の比率が世界的に低いという課題があります。実際に数字を見ても、衆議院議員の女性議員比率は9.7%、世界190か国中168位であり、国際的に見ても非常に低い水準になっています。
民主主義は、国民の声が代表され、反映される体制であるべきです。日本の政治がこのような状況では、日本の人口の半分を占める女性や、わが国の未来を担う若者の声が届きにくいのではないかと感じました。そこで、変化を望むのであれば、まず自分から始め、女性や多様な人々の声を届ける役目を担いたいと思い、政治の道に進むことを決意しました。
日本では女性の社会進出が進んできていますが、男女の賃金格差や出産・育児との両立などの問題が存在しています。私は、日本の働き方が変われば、男女ともに生きやすい世の中になると考えています。労働生産性を高め、多様な働き方や暮らし方が選択できるようになると、仕事と家庭生活のバランスが取れるようになります。女性に仕事をする権利があるように、男性にも父親になる権利、育児をする権利があるのです。
私は、女性の声が届き、その権利が広がる時にこそ、それと同時に男性の権利もさらに広がると確信しています。
国際女性デーは、女性だけではなく全ての人のためにある日です。国際女性デーが、女性の社会進出だけではなく、その背景にある全ての日本人の働き方やワークライフバランスを再考するきっかけとなればと切に願います。
*出所: 内閣府「男女共同参画の最近の動き」(令和4年3月10日)より